キッチン色味検討

小淵沢K邸の半オープンキッチンの色味検討。正面、階段下のパントリー扉とバックカウンターの素材を合わせて、キッチン自体が浮かない様に一体でデザイン。どちらかと言うと家具よりのキッチンです。

ダイニングとは２階の手摺までアクセント壁が立ち上がりますが、シンク前の開口で手元やレンジフードは隠しながら、気配を繋げます。食事の支度をしながら、アウトドアリビングを介して外の緑が時折見らえる様に。

01案。キッチンカウンターはSUSヘアライン、面材はメンテ・汚れなどの面から白のメラミンで、明るく、シンプルなイメージ。2m近いバックカウンターと階段下パントリーで毎日必要なもの以外は基本的に隠すキッチン。側板はナラでも。

02案。ご要望にあった、ボルドー色のキッチン。メラミンの艶感にもよりますが、白より高級感と落ち着きがでそうです。
ボルドー色のキッチンは人気がありますが、床材との相性が問われる感じがしてます。今回の唐松とかナラなどの色味との相性は良さそうです。

03案。建具と合わせてナラ柾目で統一した場合。より家具っぽいキッチンです。キッチンカウンターの収納には、引手金物がつく形。多少高価なので、シナのクリア塗装にして、経年変化で焼けるのを待つのもありですね。


キッチンばかりが目立つインテリアの家は好まないけれど、収納方法・動線の整理・視線の抜け・素材感など、毎日の作業が心地よい場所にしたいです。
半オープンのキッチンはアトリエKUKKAでも初めてなので、LD全体の中でどう見えてくるのか楽しみです。